「禁忌を含む注意事項等情報」等は電子添文をご参照ください。
HORIZON-HCM試験
国内第Ⅲ相試験:CV027004
Kitaoka H, et al.:Circ J. 2024;89:130-138(PMID:39505542)
[利益相反]資金提供:Bristol-Myers Squibb社、著者にBristol-Myers Squibb社から助成金、報酬、コンサルティング料などを受領した者及び社員が含まれる。
社内資料:国内第Ⅲ相試験(CV027004/HORIZON-HCM)(承認時評価資料)(2025年3月27日承認)
※1 | 本剤初回投与前35日間に前治療としてβ遮断薬又はCa拮抗薬のいずれかが投与されていた患者割合は、94.7%であった。 |
※2 | 閉塞性肥大型心筋症に対して本邦適応外。各薬剤については最新の電子添文を参照ください。 |
※3 | ベラパミル、塩酸ベラパミル、ジルチアゼム、塩酸ジルチアゼムを含む。 |
患者数:a=17 |
Kitaoka H, et al.:Circ J. 2024;89:130-138(PMID:39505542)
[利益相反]資金提供:Bristol-Myers Squibb社、著者にBristol-Myers Squibb社から助成金、報酬、コンサルティング料などを受領した者及び社員が含まれる。
社内資料:国内第Ⅲ相試験(CV027004/HORIZON-HCM)(承認時評価資料)(2025年3月27日承認)
有効性
1) | 投与30週までの運動負荷後のLVOT最大圧較差のベースラインからの変化量[主要評価項目] |
投与30週の運動負荷後のLVOT最大圧較差のベースラインからの変化量(平均値±SD)は-60.6963±31.55674(95%CI:-71.5364, -49.8562)mmHgでした。
95%CI:正規近似
ベースライン及び評価時点に欠損値のない患者が対象、欠測値の補完は行わなかった。
2) | 投与30週までのNYHA心機能分類がベースラインから1度以上改善した患者の割合[副次評価項目] |
投与30週のNYHA心機能分類がベースラインから1度以上改善した患者の割合は63.2%(24/38例)でした。
ベースラインのNYHA心機能分類はⅡ度が86.8%、Ⅲ度が13.2%でした。NYHA心機能分類がⅠ度に改善した患者の割合は、投与30週で57.9%(22例)でした。
ITT集団、投与30週のNYHA心機能分類の結果が欠測の場合、投与26週の値を用いて補完した。また、投与26週の評価範囲で複数のNYHA心機能分類の結果がある場合は、直近の値を用いて補完した。
3) | 投与30週までのKCCQ-23 CSSのベースラインからの変化量[副次評価項目] |
投与30週のKCCQ-23 CSSのベースラインからの変化量(平均値±SD)は9.766±16.8588でした。
また、KCCQ-23 CSS(平均値±SD)は、ベースライン79.093±20.8159、投与30週88.869±16.8586と推移しました。
ITT集団、欠測値の補完は行わなかった。
BL:ベースライン
4) | 投与30週までのNT-proBNPのベースラインからの変化量[副次評価項目] |
投与30週のNT-proBNPのベースラインからの変化量〔中央値(Q1, Q3)〕は-738.0(-1515.5, -299.5)ng/Lでした。
ITT集団、欠測値の補完は行わなかった。
BL:ベースライン
5) | 投与30週までの心筋トロポニンのベースラインからの変化量[副次評価項目] |
投与30週の心筋トロポニンIのベースラインからの変化量〔中央値(Q1, Q3)〕は-10.920(-14.375, -6.190)ng/L、投与30週の心筋トロポニンTのベースラインからの変化量〔中央値(Q1, Q3)〕は、-4.95(-8.10, -3.60)ng/Lでした。
ITT集団、欠測値の補完は行わなかった。
BL:ベースライン
[心エコー検査による評価]
6) | 投与30週に運動負荷後のLVOT最大圧較差が50mmHg未満となった患者の割合、投与30週に運動負荷後のLVOT最大圧較差が30mmHg未満となった患者の割合[探索的評価項目] |
運動負荷後のLVOT最大圧較差が50mmHg未満の患者数はベースラインで4例であり、投与30週で31例(88.6%)でした。運動負荷後のLVOT最大圧較差が30mmHg未満の患者数はベースラインで1例であり、投与30週で25例(71.4%)でした。
ベースライン及び評価時点に欠損値のない患者が対象、欠測値の補完は行わなかった。
7) | 投与30週に完全奏効(安静時、バルサルバ負荷後及び運動負荷後の全てのLVOT圧較差が30mmHg未満、かつNYHA心機能分類Ⅰ度を達成)した患者の割合[探索的評価項目] |
投与30週に完全奏効(安静時、バルサルバ負荷後及び運動負荷後の全ての測定でLVOT最大圧較差が30mmHg未満かつNYHA心機能分類Ⅰ度を達成)した患者の割合は、37.1%(13/35例)でした。
ベースライン及び評価時点に欠損値のない患者が対象、欠測値の補完は行わなかった。
8) | 投与30週までの心構造、収縮機能及び拡張機能の心エコー指標のベースラインからの変化[探索的評価項目] |
ITT集団、欠測値の補完は行わなかった。
患者数:a=37
BL:ベースライン
安静時LVEFのベースラインからの変化
投与30週の安静時LVEFのベースラインからの変化量(平均値±SD)は-2.86±8.726%でした。
ITT集団、欠測値の補完は行わなかった。
BL:ベースライン
安静時及びバルサルバ負荷後のLVOT最大圧較差 |
投与30週の安静時LVOT最大圧較差のベースラインからの変化量(平均値±SD)は-61.1±35.06mmHgでした。
投与30週のバルサルバLVOT最大圧較差のベースラインからの変化量(平均値±SD)は-70.6±37.32mmHgでした。
[CPETによる評価]
9) | 投与30週までのpVO2のベースラインからの変化量[探索的評価項目] |
投与30週のpVO2のベースラインからの変化量(平均値±SD)は0.83±2.540mL/kg/minでした。
CPET解析対象集団、欠測値の補完は行わなかった。
[CMRによる評価]
10) | 投与30週までの細胞肥大、心臓構造、収縮機能及び拡張機能のベースラインからの変化[探索的評価項目] |
投与30週のベースラインからの変化量(平均値±SD)は、LVMIは、-18.196±11.1771g/m2、LGE 6SDは-0.396±1.0754g、最大壁厚は-2.725±1.7847mm、最大LAVIは-16.694±18.2769mL/m2、最小LAVIは-12.278±15.1091mL/m2、MCFは11.068±22.6225%でした。
※ | 心筋収縮分画(MCF)は、一回拍出量/左室心筋容積比(SV/LV)より算出した。 |
CMR解析対象集団、欠測値の補完は行わなかった。 BL:ベースライン |
安全性
・ | 投与54週までの有害事象の発現率は73.7%(28/38例)でした。 |
・ | 主な有害事象(発現率5%以上)はCOVID-19 23.7%(9例)、上咽頭炎15.8%(6例)、心房細動、高血圧、発熱 各7.9%(3例)、気管支炎、接触皮膚炎、倦怠感、関節痛、白内障、食欲減退、腹痛、動悸 各5.3%(2例)でした。 |
・ | 重篤な有害事象は15.8%(6例)に認められ、COVID-19、結腸膿瘍、心房細動・脳出血、胆管炎・急性胆嚢炎、肩回旋筋腱板症候群、黄斑浮腫が各1例でした。 |
・ | 本試験では投与中止に至った有害事象、死亡は認められませんでした。 |
MedDRA ver 27.0
CYP2C19表現型[部分集団解析]
・ | 治験薬を投与されたCYP2C19 PMは8例(21.1%)であり、IMは16例(42.1%)、NMは14例(36.8%)でした。 |
・ | CYP2C19 PMの投与30週までにおけるカムザイオスの最高投与量は、5mg(5例)、2.5mg(3例)でした。CYP2C19 PMのうち、投与30週までに投与中断基準に該当した患者は3例で、LVEFの低下(50%未満)が1例、血漿中薬物トラフ濃度の上昇(1000ng/mL以上)が2例でした。LVEFの低下は投与24週に、血漿中薬物トラフ濃度の上昇はいずれも投与18週に認められました。 |
・ | 投与中断基準に該当した患者の3例では、投与中断時にカムザイオス5mgを投与しており、投与中断後2.5mgに減量して再開し、投与30週まで継続しました。また、本試験の投与中断基準に該当した患者3例では、投与中断時に有害事象を発現しませんでした。 |
Kitaoka H, et al.:Circ J. 2024;89:130-138(PMID:39505542)
[利益相反]資金提供:Bristol-Myers Squibb社、著者にBristol-Myers Squibb社から助成金、報酬、コンサルティング料などを受領した者及び社員が含まれる。
社内資料:国内第Ⅲ相試験(CV027004/HORIZON-HCM)(承認時評価資料)(2025年3月27日承認)